【初学者向けJava言語】変数と型

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System.out.println ( “Hello!” );
の命令文で出力される内容はHello!ですが、一度プログラムに記述されたこのHello!自体を変えることはできません。
違う文字列を出力させたいと思ったら、プログラム自体を書き換えるかもう1行書き加えないといけません。
なので、もし内容を他のものに変えたいときは中身の出し入れ自由な容器のようなものを用意しておくと容易に中身を入れ替えれば良いのです。そしてその容器自体を入れ替えた方が手間がかかりません。
この中身が出し入れ自由な入れ物のことを変数といいます。
今回はこの変数と定数について説明していきます。

目次
  1. 変数
  2. まとめ

変数

    • ▶「変数」とは値を入れておく入れ物

 

int i;     //  変数の宣言

i = 5;    //  値の代入

System.out.println ( i );    //   値の参照

//  変数を文字列と連結して出力

System.out.println ( i + “文字列” );

  • ▶変数の宣言:変数を作成すること
  • ▶値の代入:変数に値を入れること
  • ▶値の参照:変数に入っている値を見ること
  • ▶変数と文字列を連結して出力:”+ ”を使用

「変数」という出し入れ自由な箱を使うためには必ずこれからこういう変数を使います。という「変数の宣言」をしなければなりません。

次に空っぽの箱の中に中身を入れることを「値の代入」といいます。

i = 5; の「=」ですが、等しい(イコール)ではなく代入するという意味です。

5をiという箱の中に入れる、という意味になります。

System.out.println ( i ); の( )の中に「変数」をそのまま記述します。”  ”はつけません。”  ”をつけてしまうとコンピューターがiを文字列だと認識してしまうので注意しましょう。

出力内容はiという箱の中に入っている中身が出力されます。

「答えは5」など文字列と変数の中身を出力するときは文字列(”答えは”)と変数を+でつなぎます。

変数の宣言と型

・変数の宣言では変数に入れる値のタイプ(型)をはじめに指定する

型名 変数名;

  •      int i ;                (整数型)
  •      double d ;        (少数型)
  •      boolean boo ;   (真偽値)
  •      char c ;             (文字列型)

これからこういう入れ物を使いますよ。という宣言をするときには決めなければならないことが1つあります。

それは変数という容器に入れる中身の値のタイプ(型を)決めることです。

文法としては

型名(半角スペース)変数名(容器の名前);(セミコロン)

と記述します。

boolean型の変数は真偽値を表します。値は真(true)か偽(false)かの2つしかありません。
宣言する際に同時に値の代入をおこないます。

boolean  boo ;

boo = false ;

この宣言と代入は1行にまとめることもできます。

boolean  boo  =  false ;

char型も同様です。

char  c  =  ‘ あ ‘ ;

※char型は1文字しか出力できず、”ではなく’(シングルクォーテーション)を記述します。

Javaで使用できる型

値の例 格納できる値の範囲
char ‘a’,’b’,’c’,… ‘あ’,’い’,… 1文字(16ビット、Unicode文字)
boolean true, false 真偽値。true(真)またはfalse(偽)の
どちらか
byte 整数( …, -1 , 0 , 1 , 2 , …) 8ビット符号付き整数
-27(-128)~27-1(127)
short 16ビット符号付き整数
-215(-32,768)~215-1(32,767)
int 32ビット符号付き整数
-231(-2,147,483,648)
~231-1(2,147,483,647)
long 64ビット符号付き整数
-263(-9,223,372,036,854,775,808)
~263-1(9,223,372,036,854,775,807)
float 小数点を含む数値
( …, -0.5 , 0.0 , 0.1 , 0.2 , …)
8ビット符号付き浮動少数点数
double 32ビット符号付き浮動少数点数

演習問題

次のプログラムコードの赤字部分を様々に変更して実行してみましょう

 

 

プログラムの記述方法については以下を参考にしてください。

 

 

例 : double型、 boolean型、 char型

下のプログラムコードはという箱を用意してその中に5を代入し、それを出力するというプログラムです。

変更し終わったらそれをコンパイルして出力して自分が宣言したとおりに出力されるかどうかを確かめてみましょう。

   class    Example {

public static void main ( String [ ] args ) {

  int   i ;

  i   =    5;

System . out . println ( i ) ;

}

}

解答

 

   class    Example {

public static void main ( String [ ] args ) {

      int   i ;

      i   =    5;

      double   d ;

      d   =    2.5;
      boolean  boo  =  true ;

      char  c  =  ‘ か ‘ ;

 

System . out . println ( i ) ;

System . out . println ( d ) ;

System . out . println ( boo ) ;

System . out . println ( c ) ;

}

}

出力結果

 

     5

2.5

true

まとめ

プログラムを記述するうえで変数は欠かせないものです。
単純な計算であればint型やdouble型を使ってプログラムを記述していくことができます。色々なプログラムを作成して、変数の使い方にに慣れていくことが大切です。
プログラムが複雑になってくるとその他の変数も使うようになってくると思います。

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